トレーナーの仕事をしていて、女性の対応に入ると言われることがあります。
「マッチョになりたくない。」
「腕と足を太くしたくない。」
しかしトレーナーさんはみなさん声をそろえてこう言うのではないでしょうか?
「そんな簡単に太くなりませんよ。」
今回は、トレーニングをしてカラダが太くなることを心配している方が安心してトレーニングに励めるようトレーナー兼管理栄養士の私が解説していきます。
筋トレをして太くなるの?
筋トレをして筋肉を太くするためには少なくとも2~3か月は必要と言われています。
筋トレをして1か月目には、神経が発達するため挙上重量が上がることがあります。
また筋肥大を起こすためには男性ホルモンが必要になり、分泌量の少ない女性ではすぐに太くなることはありません。
筋トレ1か月目 神経の発達が起こる
筋トレ2~3か月目 筋肉が発達し始める
なので安心してトレーニングしてください。
むしろ筋トレをすることで、細くなります。
筋肉と脂肪は体積が違う
なぜ筋トレを始めると細くなるかというと…
それは筋肉と脂肪の体積が違うため。
1㎏の筋肉と1㎏の脂肪では脂肪の方が体積が大きくなります。
その差なんと約20%です!
結構大きな違いですよね。
脂肪より筋肉のほうが組織の密度が高いため、重量あたりの体積が小さいのです。
筋肉と脂肪は重さも違う
体積が違えば重さも違います。
前述したように、筋肉は組織の密度が高いため同じ体積でも脂肪により重くなります。
こちらもなんと約20%程度の違いがあります。
筋トレをすると体重は変わっていなくても見た目に変化が出る!
筋肉と脂肪は密度や重さに違いがあるとわかったら、体重が同じでも見た目に違いが出ることがわかると思います。
例えば、トレーニングを始めて1㎏筋肉が増えて1㎏脂肪が減ったら…?
体重が変わっていなくても、体積は200㎤減ります。
実際には筋肉量と体脂肪量がプラマイゼロで体重の増減が全くないということは考えにくいので、よりトレーニングの効果を実感するのではないでしょうか?
女性で太ももを細くしたいという方は、脚トレをすることで引き締めることができます。
片脚の脂肪を200g減量できれば、両脚で400gになり444㎤も細くすることが可能になります。
コップ一杯の水がだいたい200㎤くらいだね。
両脚でコップ二杯の水が減るから、一回り程度細くなるんじゃないかな?
太くなりたくないとか考えずにトレーニングするべき
筋トレをすることでカラダを引き締めることができます!
すぐに太くなるほど、筋肉が発達してしまうのならあなたにはボディメイクの才能があります!
今やっていることを投げ出してコンテストに出場を目指した方が良いと思います(笑)
また脚が太って見えるのは筋肉が少ない関係で、むくみが発生しているのかもしれません。
それこそ筋トレをすることで解消できます。
筋トレだけでなくウォーキングなどでカラダを動かすと、筋肉がポンプの役割をしてカラダの水分を流してくれるためむくみも解消してくれるんです。
水を飲んでも太ってしまうという人もいるけど、2Lの水を飲んだら2㎏体重が増えるよ。
小学校の頃学習した質量保存の法則だね。
まとめ
筋肉は同じ重量なら体積が脂肪より小さく、体積が同じなら重量は重い。
これさえわかっていれば筋トレで腕や足が太くなることを怖がる必要はありません!
少しずつでもカラダを動かして、キレイになるというご褒美をあげましょう!
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