ダイエットをするにあたり体重だけでなく、筋肉量や体脂肪を測定している人も多いのではないでしょうか?しかし市販されている体組成計は誤差の出やすい測定方法を利用しています。
そこで今回はできるだけ誤差の出ない測定方法についてご紹介します。
体組成ってなに?
まず体組成とは何かわかりますか?
体組成とは、簡単に言うと「からだが何で出来ているか」ということです。
からだを構成する組成分は大きく分けて「脂肪」「筋肉」「骨」「水分」になります。
これを測定することでよく聞く体脂肪率などが算出されます。
体組成計の測定方法とは?
体組成の測定方法はいろいろありますが、一般的に流通している物はインピーダンスというものを利用しています。
インピーダンスとはカラダに微量の電気を流し、その電気が通りやすいのか通りにくいのかで筋肉や脂肪を判断しています。
このインピーダンスですが、簡単に測定できる反面非常に誤差が出やすい測定方法でもあります。
どのようにすると誤差が出るのかを理解していないと、正しい測定結果に比べ体脂肪が多く計測されたりする可能性があります!
ではどのようなポイントに気をつけなければならないかまとめていきます!
誤差を出さないために!
体組成計はからだの水分量に利用して測定しているので、カラダの水分量が大きく変化してしまうと正しく測定できなくなってしまいます。
誤差を出さないためには主に4つのポイントを避けましょう!
- 運動後
- 食事後
- 入浴後
- 飲酒後
上記の4つについて解説していきます。
運動後に避ける理由
運動後は主に手足に血液が集まります。ということは他の部位の血液量は減ってしまうし、運動後で汗もかいていることで全体的に水分量が減っています。
このことから、水分量が少なくなり筋肉量が少なく算出されることが多くなります。
知っている人も多いと思うけど、筋トレをしてパンプするのは鍛えた部位に水分が集まっているからだよ。
食事後を避ける理由
こちらは運動後の理由と逆で、食事後は食べたものを消化しようと血液が内臓に集まります。
となると手足の血液量が減少してしまいます。
また内臓に食物や液体があると、体組成計は水分があろうとなかろうと脂肪と判断する機器も多いようです。
トイレに行ってから測定するのは、カラダの中の余分な水分を減らし誤差を少なくするためなんだね。
入浴後を避ける理由
こちらも入浴により、汗が出ることでカラダの水分量の変化がある。
また皮膚が濡れている状態で体組成計に乗ってしまうと、電気が通りやすいと判断して筋肉量が多いと結果が出てしまう可能性もあります。
誤差が出るのがわかってて計って筋肉量が多く出てしまうと、自分に噓をついているように感じてしまうね。
飲酒後を避ける理由
アルコールは利尿作用があり、カラダの水分が外に出てしまいます。ということは体脂肪が多く測定されることが、ここまで読んで頂けた方はもちろんわかりますよね?
もうここまでくると説明はほとんど不要だね。
カラダの水分量に気をつけることが正しく測定するためには非常に大切なことだよ。
正しく測定するために必要なこと
ここまでどんなことをすると誤差が出てしまうのかを簡単にまとめましたが、正しく測定するにはどうしたら良いでしょうか?
それは….
起床後すぐに測定すること!
すぐとは言っても厳密には起床後にトイレを済ませた状態が理想です。
理由として、起床後に測定することでカラダの水分の分布がある程度一定になっていることが挙げられます。
上記説明した4つのポイントを避けるだけでも誤差は少なくなりますが、起床後ではなく寝る直前に測定するとなると脚がむくんでいる方もいるのではないでしょうか?
むくみとは、重力により下がってきた水分が運動不足や筋力不足などの理由により押し戻せないため起こることが多いです。ということは上半身よりも下半身の方が水分量が多く含まれることがわかりますね?
このように正しく測定するなら起床してトイレを済ませた後に測定することが一番理想だということがわかりますね。
しかし、多忙な日本人は朝にそんな余裕がない方も多いはずです。
そんな場合でもできるだけ誤差を少なくして体組成を測定したいですよね?
そのような場合は、毎回同じタイミングで測定することで体型の変化を見ることができます!
測定のタイミングを同じにする
上記の避けるタイミングに測定していたとしても、毎回同じリズムで測定することで「正しく測定はしにくいが筋肉や脂肪の変化を比べることはできる」んです!
例えば夕食後や入浴後に測定し続けるなど測定のタイミングを合わせることが必要です。
これなら忙しい方でもできそうな気がしませんか?
これは一体どういうことかというと、起床後に測定した場合は体脂肪率が15%だったが夕食後に測定の場合は体脂肪率18%と3%の誤差が出ていたとしましょう。
しかし次に測定するときも夕食後を選択し、体脂肪が16%になっていたとすると‐2%していると考えられませんか?
このように誤差は出ていますが、毎回夕食後に測定することで通常より3%程度の誤差はあるがどれくらい体脂肪が変化しているか観察することができます。
しかしこちらも注意点があります。毎度食事後に測定しようと考えていても、朝食後や夕食後だったり間食後という感じになってしまうと同じ食事後でも同じリズムではないですよね?
このように測定してしまうと大きな誤差が出て結果に一喜一憂してしまい最悪の場合、運動や食事制限など継続ができなくなる可能性もあります。
正しく測定することで、何が良くて何が悪かったのか考えることもできるね。
まとめ
誤差を出さないためにカラダの水分量の変化が起こる4つのポイントを避けよう!
- 運動後
- 食事後
- 入浴後
- 飲酒後
正しく測定するために起床してトイレを済ませたら測定しよう!
時間がなくて起床後に測定できないなら、夕食後や入浴後など毎度同じタイミングで測定しよう!
以上を踏まえて体組成を測定してみましょう!
コメント