この記事はこんな方にオススメ
- お酒が好きだけどダイエットしたい
- 最近太ってきた
- アルコール性の脂肪肝と診断されている
お酒を飲むと太りやすいと聞いたことがあると思うけど実際はどうなの?
という方も多いと思います。
この疑問についてお答えすると、お酒を飲むから太るというよりも”太る原因になる”という解釈が正しいと思います。
お酒が好きな方は非常に残念な答えだと思いますが、何事も摂りすぎるのはカラダに悪影響を及ぼしてしまいます。
人にとって必須である水ですら一気に飲みすぎると水中毒になってしまい、最悪の場合死んでしまう可能性もありますからね。
この記事では、なぜお酒を飲むと太る原因になるのか・どんな対策を取ったら良いかをトレーナー兼管理栄養士の私がご紹介いたします。
チェルシーです。X(元Twitter)もやってます。
なんでお酒が太る原因になるの?
お酒にもカロリーがあるからです。
太る原因は、これしかありません。
摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうから、余ったカロリーがカラダに体脂肪として蓄積してしまうのです。
摂取カロリーと消費カロリーの関係はこちらの記事を読んでみてね。
太ることだけにフォーカスしてしまえば、どんなにアルコールを飲んでも消費できていれば太ることはほとんどありません。
厳密にはたくさんアルコールを摂ってしまうと、アルコールを代謝する酵素が足りなくなってしまうため「カロリーを消費している=太らない」にはつながらないため注意しましょう。
糖質オフのお酒を飲めばいいの?
そうなるとカロリーが少なくなる糖質オフのお酒を飲めば解決?
と考える方もいらっしゃると思いますが、実際のところはそうはいきません。
確かに三大栄養素である、糖質を少なくするとカロリーの摂取量は抑えることができます。
糖質のカロリーは1gあたり4kcalだね。
三大栄養素のカロリーについてはこちらの記事を読んでみてね。
アルコールにもカロリーがある⁉
カロリーはアルコールにも含まれていることをご存じでしょうか?
カロリーがあるのって三大栄養素だけじゃないの⁉
なんとアルコール自体にもカロリーが含まれております。
なんと1gあたり「7kcal」も含まれています!
糖質のカロリーよりも多い……!
例えば糖質が含まれていないことで有名なウイスキーですが、※グラス1杯でカロリーが69kcal含まれています。
では甘くて飲みやすい梅酒はどうでしょうか?
こちらは※グラス1杯で48kcalとウイスキーと同じ量なのに、甘い梅酒の方がカロリーが低いのです!
※ウイスキー・梅酒ともにストレートでシングル1杯30ml換算
上の表にある通り、糖質は0gなのにウイスキーの方がカロリーが高いのはアルコールの量が多いからなんです。
アルコールにカロリーがあるのはわかったけど、
なんで三大栄養素の中に入っていないの?
※三大栄養素の特徴はカロリーがあること
もちろん理由があるよ。
それをこれから説明するね。
アルコールのカロリーは太らない?
アルコールには1gあたり7kcalのカロリーがあることは説明しました。
しかしこのアルコールのカロリーはエンプティカロリーといってエネルギーにはならないカロリーなのです。
カロリーなのにエネルギーにならないの?
このエンプティカロリーは、カラダの熱を作り出すために使われます。
そのため筋肉や脳を動かすためには使われません。
確かにお酒を飲むとカラダが熱くなるって聞くね!
太る原因はお酒と食べ物のコンボ!
アルコールのカロリーでは太らないことがわかりました。
ではなぜお酒を飲むと太ってしまうのでしょうか?
それは、他のカロリーが原因となります。
基本的にはアルコールはカラダにとって”毒”なので、優先的に代謝されてしまいます。
アルコールが代謝され、カラダの熱を作り出したら三大栄養素が代謝されていきます。
そうなった場合、三大栄養素から作られる食事誘発性熱産生(DIT)が使われにくくなり、カロリーが余りやすくなってしまいます。
カラダの熱を作り出す食事誘発性熱産生(DIT)についてはこちらの記事を読んでみてね。
お酒を飲んで太るのは、カロリーが余ることで体脂肪としてカラダに溜めこんでしまうことが原因です。
お酒を飲む際に注意するのは、お酒の糖質だけではなく一緒に食べる物にも気を配る必要があります。
お酒を飲んで一緒に揚げ物を食べると
体脂肪蓄積まっしぐら!
ではお酒を飲む際にどんなことを注意したらよいのでしょうか?
お酒を飲む時に注意すること!
これまで解説したことはお酒を飲まなければ良い話ではありますが、そんな簡単な話ではないと思います。
何よりこの記事を読んでいる方はダイエット中でもお酒が飲みたくて、困っているからここに来て頂いているはずです。
ダイエット中に少しでも楽しくお酒が飲めるように以下の点を気をつけて飲んでみて下さい!
ダイエット中にお酒を飲む時に注意すること
- 脂質の高い食べ物を控える
- アルコール度数によって飲む量を変える
- 糖質オフのお酒を選択する
脂質の高い食べ物を控える
お酒のおつまみに合うのは、揚げ物やスナック菓子・ナッツ類など脂質の高い食べ物が多いはずです。
糖質オフもカロリーを抑えるうえでは大切ですが、中途半端に糖質オフするよりも脂質を控える方が摂取カロリーを抑えることができます。
脂質は1gで9kcalあるから高カロリーだよ。
アルコール度数によって飲む量を変える
前述した通り、アルコールにもカロリーが含まれるためアルコール度数が高くなるとカロリーも増えます。
そこを対策するために、アルコール度数が高いなら飲む量を少なくする・低いなら適度に飲むなどの対策をしてもよいかもしれません。
お酒が好きな人は、酔うことを目的にしている場合もあるから
アルコールの量を減らすのはなかなか難しいよね…
頭に入れておくだけでも違うかもしれないね。
糖質オフのお酒を選択する
少しでもカロリーを抑えるなら糖質オフのお酒を選択することも非常に大切です。
ご存じの通り、糖質にもカロリーが含まれているので糖質オフにすることでカロリーを抑えることができます。
糖質オフのお酒といえば、ウイスキーや焼酎などが典型的な例ですね。
- ウイスキー
- ブランデー
- 焼酎
- ウォッカ
- ジン
- ラム
- テキーラ
- 泡盛
しかしこれらはストレートで飲んでしまうとアルコール度数が高いこと・糖質が高いもので割ってしまうとカロリーを摂りすぎてしまうので、カロリーが含まれていない水やお湯・お茶や炭酸水などで割って飲みましょう!
ダイエット中は上手にお酒を飲もう
ダイエットをしていてもこれまで説明したことに注意しておけば、ダイエット中でもお酒を飲むことができます!
どの項目でも共通しているのは、ダイエットをするためにはある程度の我慢が必要になるということです!
楽をして大きな成果が出ることは残念ながらありません…
ダイエットをするときは、けじめをつけて取り組むことも必要です!
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