みなさんは呼吸を正しく出来ていますか?
人は一日に二万回以上呼吸をすると言われています。
その二万回の呼吸を正しく出来ていないとパフォーマンスの低下に繋がるだけでなく
疲労回復も難しくなってしまいます。
呼吸の種類は二種類あり
・胸式呼吸
・腹式呼吸
という呼吸法を聞いたことがあるのではないでしょうか?
今回はこの二種類の呼吸法についてどんな働きがあるかご紹介します!
どんな理論で呼吸を行っているかを簡単に知るだけでも体の感覚が違ってきますよ!
胸式呼吸
息を吸ったときに胸が膨らむ呼吸を胸式呼吸と呼びます。
胸式呼吸では主に肋骨の間にある筋肉である
肋間筋と言われる筋肉を使って肋骨を動かし呼吸をしています。
これにより呼吸時に胸が膨らむという動作が起きています!
この胸式呼吸ですが、主に日中など活動しているときに行っている呼吸法です。
胸式呼吸は交感神経が優位になる呼吸法で、エネルギーを消費して、活発に臓器も動かし運動をするときにもってこいの呼吸法です!
しかし、交感神経が優位になりすぎると緊張しすぎてしまうので注意が必要です。
落ち着かせるためには次に紹介する腹式呼吸を使ってみましょう!
腹式呼吸
息を吸ったときにお腹が膨らむ呼吸を腹式呼吸と呼びます。
腹式呼吸では主に横隔膜を使い呼吸をしています。
肋間筋を使わないことにより胸ではなくお腹が膨らむ動作が起きます。
腹式呼吸は、寝るときなどリラックスしているときに行っている呼吸法です。
腹式呼吸は副交感神経が優位になる呼吸法で、省エネモードに切り替えて、元気な状態に回復させる時間にしています。
副交感神経も優位になりすぎると、緊張感が無くなりスポーツや面接などある程度の緊張感があった方がパフォーマンスが上がる場面では逆効果となってしまいます。
話は戻りますが、肺で呼吸をしているのにお腹が膨らむのが不思議ではありませんか?
これは横隔膜を使っていることに関係があります。
横隔膜は息を吸ったときに収縮し下に下がります。
その際横隔膜の下のスペースには臓器があり、その臓器がお腹側に押し出されることで膨らむのです。
二種類の呼吸法のまとめ
活発に動くときには交感神経を優位にする
胸式呼吸
逆に緊張しすぎると浅い胸式呼吸となり過緊張状態になってしまう。
深呼吸(腹式呼吸)をすることで活発になりすぎた交感神経を抑えることができる。
リラックスしてしっかり休む時には副交感神経を優位にする
腹式呼吸
リラックスしすぎるとスポーツや面接時に緊張感がなくなりパフォーマンス低下してしまう。
疲れが取れない人へ
忙しくて疲れが取れない…
寝付けない…
という人は常に緊張状態が続いている可能性が高いです。
そのような方は布団に入って寝ようとしているにもかかわらず、胸式呼吸をしているかもしれません!
意識して腹式呼吸をして副交感神経が優位にしてリラックスしてみましょう!
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